走れサニー!
今日も天気が良くて、朝から機嫌よく家事が進む進む。
もちろん栃木の寒さは千葉出身の身にはこたえますが、からりと晴れると外に出たくなるもので。
しかも車で運転してると日差しで車内はポカポカなので、足元の冷え対策さえバッチリしておけば快適ドライブ。
ということで、今日は久々に一人で外食ランチ。
普段はワンコインどころか100円玉数枚分もしくは夕飯の残り物をアレンジで済ませている分、たまのランチに心はトキメキます。
さてどこに行こうかと考えて、車で15分程のイタリアンレストランへ。
小さなお店ですがとても本格的で、シェフはテレビに出たこともあります。
夕飯だと値段も高くなるようですが、ランチはちょっとした贅沢程度で済む値段。
前菜やデザートのグレードを落とせばさらに安くなるけど、そこは当然、落とさず注文しました。
注文したのは、クリームパスタのセット。
前菜&サラダにはじまり、パン、メインのパスタ。
週末はすぐに埋まる席も、平日の昼間となれば余裕もあり、待つ人もいなさそうなのでじっくり堪能させていただきました。
雰囲気も何となく素敵なお店です。カウンターとテーブル席があって、少し薄暗い感じ。何となくかかっている音楽も優雅です。
こういう空気は、小さな個人店の良さですね。
デザートのケーキとコーヒーを飲みながら、夕飯の献立や週末のあわただしさのこともこの時間だけは考えず、久しぶりに一人の優雅な時間を過ごすことができました。
さて。
だいぶのんびりできたので、そろそろ帰るかとバッグを手に。
ここで事件発生!
ん?
あれ?
財・・・布・・・・・・
バッグを漁るけど、財布がない。
いつも使ってるバッグだし昨日も買物に行ってるから、無いはずはないのに。
いやいや、あるからあるから。
心の中で余裕の笑みを見せてはみたものの、見つからない財布に冷や汗が。
車に置きっぱなし?と思っても、いまこの瞬間までファスナーが閉まっていたバッグから飛び出すはずもないし。
そして、ふと思い出したこと。
出かける直前、美容室に予約変更の電話をしていて。
会員番号を聞かれて財布を取り出し、
「12月〇日〇時に変更ですね。お待ちしてます~~♪」
「はいどうも~~」
そう言って電話を切り、携帯を手に席を立った。
立った・・・
立った・・・?
携帯を手に・・・
立った・・・立った・・・立っ・・・
だあぁぁぁ!!あのときだ!!
財布が家にあることを確信し、払えないことが決定。
さてどうする?!
店内を見渡せば、それなりにお客さんが入りはじめていて、1組だけ待ってるし。
そもそもここに座ってても解決しない。
そこで、腹を決めました。
バッグのファスナーを閉めて抱えると、伝票を手に、カウンターで片づけをしている店員さん(女性)へ。
気付いた彼女は当然私が支払うのかと隣のレジへ。
「すいません、私、財布忘れちゃって・・・」
「・・・えっ?」
そこそこいい大人が財布って忘れるの?ときっと思われたことでしょう。
でも恥ずかしがってるヒマはない!と・・・
「家、車で10分~15分ぐらいなんです。いますぐとってきますので、コレ、預けていきますっ」
コレ、とバッグまるごと彼女へ献上。
あ、車と家のキー&携帯は抜きましたが。
彼女は目を丸くし一瞬止まりましたが、さすがは落ち着いた雰囲気のお店。店員さんも落ち着いてます。
「大丈夫ですよ?」
いつもの笑顔で、私がいままさに献上したバッグを差し戻し、
「電話番号とお名前だけ教えていただければ大丈夫です。待ってますので(^^)」
と、にこやかに対応してくれました。
私は彼女に何度も「すいません」と頭を下げ、携帯番号と名前を伝えて店の外へ。
背後では、
厨房シェフ(たぶん)「どしたぁ~?」
店員さん「ん?ちょっと・・・」
と、店内に聞こえないようにと恐らくシェフの傍へ行ってくれたのか、その先は聞こえず。どこまでも配慮していただいて感謝。
しかし一拍置いて、
「えっ?!」
というシェフらしき声が聞こえましたが、ふりきって車へダッシュしました。
家に戻り、予想通りの場所に財布を発見し、またお店へ。
事件発生から約30分後、無事に支払いを済ませました。
「ほんとすいませんでした」
「いえいえ(笑)、またお待ちしてますね」
そう言われても、しばらくは行けないでしょう(ㅎ-ㅎ;)
でも美味しいお店で気に入ってるので、「こないだはすいませ~ん」って行ってみるのもいいかなぁとか思ってみたり。
ちなみに。
<私が預けようとしたバッグの内訳>
本体:980円のボディバッグ(汚れ&キズあり)
中身:ハンカチ、ティッシュ、化粧品(リップとファンデ)、ボールペン、飴、ゴミ箱を見つけたら捨てようとしてた紙くず。
・・・ランチの前菜分にもならないΣ( ̄ロ ̄lll)
そんなものを偉そうに「これを身代わりに」と差し出した自分が恥ずかしくなりました。
みなさまも、出かける前のチェックは忘れずに。